高知国際トリエンナーレ

第8回高知国際版画トリエンナーレに行く
<讃岐うどんと、透かし和紙トイレットペーパーを求めて>

 私が教えている中日カルチャーセンターの創作版画教室の生徒さん二人が高知国際版画展に入選したので他の生徒さん等も加わって10人ぐらいで高知まで見に出かけた。

安井昭二さん飯田耀子さん
写真左:入選した安井昭二さんと作品      写真右:入選した飯田耀子さんと作品 

 1か月前中国へ行く時、鑑真丸でその下を通った瀬戸大橋を今度は私がレンタカーを運転し上を渡ることになった。渡り切った頃、正面に讃岐富士が現れその展開にちょっぴり感激した。

 さてこの高知国際版画トリエンナーレのコンクールは世界規模で結構難しく、名古屋地区で入選する版画家は数人しかいない。いつもその中の半数以上は私の生徒さんが占めていてうれしい。
 
 今回私が高知まで同行したのはいつも旅の世話をしてくれている安井さんが入選したことと、おなかのどこかで讃岐うどんを食べたいという要求があったからだ。私はうどんが大好きで週に2度はうどん作りをする。味噌煮込みだろうがきしめんやそばでもまず誰にも負けない料理ができると思っている。うどん食の折には妻に一切手を出させない。どんな安い生うどんでもおいしく食べられるようにする。我が家に来る客はまず私のうどんを食べさせられる。

讃岐うどんを食べる
 そのこともあって展覧会場を出て高知城へ寄った後、すぐその前にある汚い(?)市場に入った。安井さんが調べ上げてきたおいしいうどん屋さんがあるのだ。ここは30軒ぐらいの食べ物屋さんが集合しているところ。
 私は200円の素うどん(一応天かすとネギは入っている)と500円のタイやサバの押しずしを食べた。さすが讃岐うどん、私の作るものよりおいしい。私の買うスーパーの生うどんとは小麦粉や練りが違う。名古屋では出会えない味だ。この味で200円と思うと讃岐に対して感謝の念が湧き、ケチな名古屋人としては値段に反比例しておいしさが倍増する。その折何かわからないが一袋1000円もする海藻もどきを購入してきた。この食べ方が分からない。湯に入れると藻が全面に広がって箸で一部をつかむと全部繋がって来る。今まで試みたのはお澄ましに入れる、はんぺいと煮る、お茶漬けの具にする、全て失敗。誰か知っていたら教えてください。
写真上:おいしいと評判の市場で200円の讃岐うどんと500円の押しずしを食べる仲間の人々

 今回の版画の国際展は「いの町(土佐)和紙博物館」で開かれている。入選の二人の作品は外国のどの作家にも負けていない力作だ。実は私も20年ほど前に出品している。当時私はあちこちで賞を取りまくっていた頃だったので、ここでの入選はちょっと不満で、もう出してやるものかと思ったものだ。当時私が制作していた版画は布やアルミを使っていたので、ここのテーマの紙を使った作品という条件から外れていたため、強引に紙に金箔を貼りアルミのイメージで刷ったものだった。写真下:1992年にここで入選した私の作品
私の作品(1992)
 この博物館には数々の紙製品も売られ同行した女性たちは争って買っていた。その一つがバラの透かし模様の入ったロールのトイレットペーパーだ。キャリーバッグをわざわざ買ってまで大量に購入していた。男には信じられない光景だ。トイレットペーパーなんて拭いてしまえばお終いで、そんなところを他人に見せるはずはないしそのことによってお尻がバラのように美しくなるはずもない。しかしまあこの精神が日本の誇るシャワレット便器登場のもとになったのだろうと思ったが。
この美術展以外に今開かれている長野の山本鼎国際版画大賞展にも私の教室から今回は3人(前回は6人)入選している。ここも入選は結構難しくてカルチャーの先生でもまず入選しない。私の教室の生徒さんは皆やる気満々だ。このことが今の高齢化社会を生きる手本ではないだろうか。

※11月11日の新聞発表にあるように、また新たに北陸中日展に3人の生徒が入選しました。もし金沢方面へ行かれる折があってお立ち寄りくだされば嬉しく思います。

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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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