金城学院大学でのアート講座

金城学院大学での僕のアート講座を語る  
 
  まず金城学院大学には芸術・芸術療法学科という芸術を教える科のあることを知ってほしい。ここが以外と学生達に人気で僕もやりがいがある。他の美術大学に比べると卒業してからの選択肢が豊富であることも人気の理由の1つだ。美術のプロも狙えるし公立中学の正規の教師になった者もいる。勿論、金城の雰囲気で企業や家庭に入っていく者も多い。したがって僕の授業も美術プロになることを目指すだけの教え方をしない。卒業してから利用価値のあるアートを教えている。デッサンの中では似顔絵の描き方もやる。以前教えていた名芸大でも僕だけはこれをやっていた。大学のある地域のお祭りには社会的実践の場を経験させる意味も兼ねてゼミ生を参加させ似顔絵を描かせた。名古屋城の夏祭りにも似顔絵を描き、自分の腕でお金を稼ぐとはどういうことかも体験させた。学生の一人はイタリア旅行でスリに財布を盗られお金が無くなった折、この似顔絵を描いて旅行を続けたという。僕の授業がまさに生きたわけだ。 

学生達の似顔絵
学生たちの似顔絵 これならお金をもらってもいいでしょう?

石膏シート作品
 また金城学院大学ではアメリカの巨匠、ジョージ・シーガルの使っているギブテープの彫刻も教えている。これは10分間で出来るライフマスクになり、各種イベントですごく喜ばれる。保育園や小中学校の教材としても適している。そういった中でも僕の教える美術授業のメインはシルクの版画だ。勿論どこの美術大学でもシルク版画を教えているが、どこも1千万円程の装置を使っている。これには問題がある。卒業してから学生等はこの装置が使えないことだ。そこで1万円程で刷れる僕の考えた方法を伝授している。これを使えば各種Tシャツやジーンズ、ポスター等も安く刷ることができる。お金も稼げる。勿論美術作品にもなる。この技法を使って今では他の美術大学よりレベルの高い作品を創っている。学生達はいろんなコンクール展に出品し、入賞や入選を繰り返している。「他大学では教えてもらえないのですか」。この技法は僕の考案したちょっとした秘密兵器だからだ。  写真右:石膏シートによる学生作品

学生達のシルク版画
写真上:入選、入賞を繰り返す学生の版画作品

 さらに僕は学生達の手相を見てやって人生相談もやっている。そのため大学での授業だけでなく、時には彼氏を連れて手相を見てほしいと言って我が家まで押しかけてくる者もいる。僕が手相に興味を持ったきっかけは、若いころ手相を趣味にしている美術評論家の針生一郎さんに「山田君、あんたすごい、いい手相をしているよ」と言われたことによる。手相を調べ出したら面白く、見てあげると喜ばれるので今も続いている。「女子大生の手を握りたいから勉強したのではないの?」とよく冷やかされるが、まあご想像に。

 近ごろは作家訪問とかで、数人で組んで我が家へやってきて、シルク版画をしていく一般の人も多い。2~3時間で自分の描いた絵がシャツに刷られ着て帰れるのが好評のようだ。これも人に喜ばれるので楽しい。

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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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