山田彊一の講演

山田彊一の講演
7月10日(日)14時より 『かわら美術館』にて  
<入場無料>

―色彩の再発見・近代巨匠による― “クレパス画名作展”より

クレパス画展
 高浜市のかわら美術館でクレパス画名作展が開催されます。日本の巨匠画家たちがクレパスを使って描いた作品をご覧になれます。開催中の7月10日に「似てるぞ!日本と西洋の巨匠」というタイトルの僕の講演があります。今回も面白く語ります。ぜったい退屈させませんので、お時間でも取れましたら是非いらしてください。

 ところで僕がいつも感じることだが、この地方の講演者は、「自分は、偉いから講演をするように頼まれたので、とにかく話せば聴衆は聞いてくれるもの」と思っている人が多い。結果、何を話しているのかわけがわからず眠くなるばかりだ。関西に出かけた折、小松左京や梅原猛、元永定正らの講演を聞いた。面白い。彼らは勿論非常に博識だが、それに加えて聞く人を楽しませ、聞き入ってしますような話術を展開し、聴く人を感動させる。というわけで僕も彼らに近づきたいと講演では頑張っている。


講演案内
 さて講演では日本と西洋の絵がどうして似ているかということを分かりやすく話す予定だ。写真左:講演の案内
 名古屋は日本の中の日本と言われている。農耕民族思考で変わったことを嫌い、誰かと同じことをして安心する。名古屋のテレビ塔もパリのエッフエル塔に似ていると名古屋人は自慢する。だからテレビ塔周辺の道を地元の連中は「シャンゼリゼ通り」と呼んでいる。この地には観覧車も多い。栄や名港、刈谷の高速のインターにある観覧車がすぐに思い浮かぶ。これは全国的に見ても異常だ。『週刊ポスト』がその異常に多い数の観覧車のことを特集し、それに対する原稿依頼が僕にきたことがある。
 どこにでもあり誰でも思いつくことや誰かの真似をすれば名古屋人は安心するのだ。企業感覚も同じ。会社など一か八かのことをして倒産すれば大変なことになる。名古屋企業はだから新しいことをしない。だから倒産も少ない。しかしこれは農耕民族である日本人全体についても言えることである。
 
 今回展示された作品は日本の巨匠のものであり、もっとも日本人らしい作風である。日本の洋画は明治以後西洋から入ったものであり、日本画も明治以前の狩野派から一歩踏み込んだ、西洋的なものとのミックスで出来上がったものだ。だから洋画にしろ、日本画にしろ、どうしても西洋のアートスタイルが作品にちらつく。物まねに終わらないためには作家の個性を打ち出すべきだ。今回の名作展では、クレパスで描いた小品ながら自分の個性を入れたものが多い。
ぜひご覧になってください。
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先生の講演を9回生のブログで案内をしたいのですが、

こんにちは、津賀田中学9回生同窓会の小林敏樹です。
先日、愛知県図書館でお会いしました。
覚えておられますでしょうか?

先生のブログを津賀田中学9回生のブログにリンクを貼らせて
いただきましたので、ご報告します。

先生のブログを拝見させていただいたところ、
7月10日に高浜市で講演をされるとの事ですが、

私たちのブログで講演の案内をさせていただきたいと思いました。

リンクを貼ったり、先生の記事をそのまま私たちのブログに再掲載
させてもらった方が良いのか思案にくれています。

良いアイデアをお授けください。 

--小林敏樹
カウンター(since2011.1.1)
プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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