「ノビル効いた?」漢方薬それとも精力剤?

「ノビル効いた?」漢方薬それとも精力剤?

ノビル
 岐阜の金華山の裏に住む絵描きの友人に超ミニサイズの玉ねぎの様な野菜(後で「ノビル」という名前とわかった)をもらった。
写真右:頂いた「ノビル」
いつも「ぜんまい」とか「フキのトウ」等とかを今までにももらっているので、何だかよく分からないけれど、酒のつまみの様なものかと思って食事の前に少しずつ食べていた。ところが別の友人を通して「あのノビル、効いたかどうか山田先生に聞いてほしい」と金華山裏の彼が言っているというメールが入った。何かに効く漢方剤の様なものだったのか?そう言えば腹の調子が少しおかしい。肉や魚が全然食べたくないし1日1回の排便がこの2日、1日3回になっている。下剤効果もあるのか。便秘に効くプーアール茶の仲間なのか。僕は午前10時と午後3時になるとコーヒータイムを取りチョッとしたおやつを食べるが、2日前からはもう午前9時になるとコーヒータイムを取りたい気分になっている。
 それとも金華山の彼がわざわざ効果を僕に尋ねてくるということは、もしかして精力剤か。そう言えばいつも7時過ぎまで寝ているのに5時には眼が覚めるようになった。勿論、あさまらはそれでも元気状態。それに今朝は蛇に襲われた夢をみた。夢の中で街を歩いていると、向こうから海蛇のような上下に平たい、2メートル程もある縞模様の蛇が、人々の間を縫ってこちらに進んで来た。当然僕の脇も通り過ぎるだろうと思ったがそうはならず、突然ズボンの裾から下着の中へその蛇が入りこんできた。びっくり仰天した僕はとっさに地面におけつをぶつけて殺してやろうとするが、その際蛇が怒って僕のおけつにでも食いついたらどうしようと思った瞬間目が覚めた。この夢、フロイトならどう解釈するだろうか。ヘビはもちろん男根の象徴だから、男根が襲ってくるとなると、ひょっとして僕は意識していなかったがゲイだったとか。いやいや、やはり猪突猛進する男根に憧れる願望がこの夢になったとか?今度、彼にあったらこの野菜?どんな効用があるか聞いてみようと思う。

 「山彊先生、何だか分からないのにいつももらったものは食べてしまうのですか。それにインターネットで調べれば、どういうものか直ぐに分かるでしょうに」。もらった時は皆で食事をしている時で、くれる方もいちいちたいした品でないのに説明もしたくないのだろうと思い、どういう名前かもきかず貰い勝手な食べ方で食べていた。名前も分からないので調べようもなかったということもある。

様々な精力剤
 以前「名タイ」に艶笑エッセーを書いていた(週2本で5、6年間。500本を越えるエッセーになっている)折には、読者から精力剤をいろいろもらった。次の新聞エッセーで効果がどうだったか書いてほしいのだ。
写真左:今でも残る読者にもらった精力剤群。黒い布状の品はエイズ保菌者用のフェラチオ用のスキン。僕が以前、日本では最初のエイズ美術展(米国ではエリザベス・テイラーが何回も開いている)を企画開催している関係で「宣伝して」として送られてきた品。この開催は名古屋の女性福祉団体(東海レディ-ス)の資金援助等の応援を得た。
ある折り、高校の同級生にもらった得体のしれないカプセルは中に燻製にされた蟻が無数に入っている中国製の精力剤だ。当時はまだ中国製品の評判もそれほど悪くなく、歴代の皇帝になったつもりで、これも飲んで感想を新聞に書いたことがある。同窓会で会った折りの彼、曰く「あんたが飲んで安全だったから僕も試してみた」と。僕は毒味役にさせられていたわけだ。

トウモロコシのお菓子
 話は変わるが、今回のメキシコ旅行の関係で金城学院大の授業が1回抜け、その分の補講を土曜日にしたので、悪いなと思い、20人程の学生にお土産を買ってきた。できるだけ日本にない変わった品にしようと少し高いがトウモロコシの粉と砂糖を練り、生八つ橋状にして、円筒パックに入った品を買った。
写真右:トウモロコシを練ったお菓子
だが全員にこれを買っていくとなると重いしお金もかかるので、他の軽い菓子や、マヤ文明の妖怪彫刻入りのボールペンなども加えた。それにメキシコ航空の機内食に出たクッキーも3個ほど加えた。
 さて、自分の好きなものを選んで持っていけばいいのだが、誰から取るかその順番をあみだくじで決めた。するとなんと一番になった学生が選んだのはその機内食だった。高価な生八つ橋状の品は、メキシコ特有の赤や緑のけばけばしい色のお菓子で、見慣れた日本のお菓子とは違っているためか最後まで残ってしまった。
写真下:金城学院の学生に持ってきたお土産
メキシコのお土産
今時の若者は珍しいよりまず安全を選ぶ事を条件にするのだろうか。我が家を訪ねる若者はお菓子を出すとまず賞味期限を調べてから食べている。


 ある時、以前仲人をしたことのある教え子から高価なウナギのパック入りのかば焼きセットを有名デパートからお歳暮として贈って頂いたことがある。我々夫婦はとりあえず冷蔵庫にしまっておいて、翌日我が家を訪ねた親戚に渡した。ところが賞味期限が前日だったから捨てると電話が入った。こちらはもらったばかりだったし、パック入りだったからまさか賞味期限が過ぎているとは思いもしなかった。高級料理店の蒲焼なので、味を損なわないように賞味期限が非常に短く設定してあったようだ。
 我々の年代は匂いが変わっていないとかやカビが生えていなければ食べられると思っている。そもそも昔は食品に今ほど賞味期限が書かれていなかった。今の子達のこの警戒心はどこから来ているのか。高度な経済の発展のせいか、それともマスコミが伝える中国のずさんな食べ物の影響なのか。
 何かで聞いたところによると日本の食品の賞味期限は世界一短いとのことだ。しかも他の国では賞味期限でなく消費期限が書かれているようだ。賞味期限はそれを過ぎたら食べられないというものでなく、おいしく食べるならこの日までという目安だ。しかしこれによってスーパーなどの売れ残りはまだ食べられるものもどんどん捨てられている。かつての名古屋人は倹約家で、もらった高級品はもったいないのでまず親戚等に差し上げる。我が家族が食べられるのはあげそこなった賞味期限切れのものばかりであった。それでも一度も下痢や腹痛をしたことが無かった。

 美術館でノビルをもらった金華山裏の絵描きに会って、あれはどういう効果があり、どう食べるのか尋ねた。彼曰く「あれはノビルといい、野原のバイアグラと称され、味噌をつけて食べるのが一般的だ」そうだ。薬効もあり田舎のあぜ道や堤防などに自生する。食べるとひりひりと辛いから「ひり」の呼び名がついたという。記紀の東征神話には、白鹿に化けたその土地の妖怪をノビルを食べたヤマトタケルが討ち殺すエピソードも書かれているとか。



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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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