尾張2代藩主「光友の胞衣塚」大ピンチ

尾張2代藩主「光友の胞衣塚」大ピンチ
名古屋の誇る徳川園の景観もガタガタ

施工業者の案内板
 以前このブログの妖怪屋敷シリーズでも紹介した光友の胞衣塚に今、大事件が持ち上がっている。長谷工コーポレイションと清水建設はこの歴史ある胞衣塚のすぐ前、徳川園の正門 50mに、10階建てマンションとその前に5層のむき出し駐車場を建てることを計画している。(写真右:施工業者の案内板)
 その場所は世界的に知られた徳川美術館の直ぐ前であり、名古屋では一番の歴史的景観を持つ地区なので、もしマンションが建てられたら、その雰囲気を完全に壊すことになる。他にもこの近くにマンションはあるが、バスレーン沿線だったり、少し徳川園から離れていたりする。ここほど徳川園に近いのはない。あっても大手のマンション業者のため、一応遠慮して7階以下にして、駐車場も裏側の見えないところに設置している。これらの企業のトップは今後の環境問題も視野に入れて建てたのだろう。ただ作って売れることしか考えない人間ではないと思われる。だから当然の遠慮なのだ。徳川御三家である徳川の歴史を考慮して、また閑静な高級住宅地でもあるこのエリアに注意を払っている。

建設現場から徳川園正門を見て
 だが今回の施工側は名古屋一の景観地だけは利用して、自分等は何の気も使わず、売れればいいと思って建てようとしているようだ。(写真左:マンション建設前から徳川美術館を見て)
 7月27日に地区のコミュニティセンターで住民説明会があったそうだが、直ぐ前のロータリーが歴史的遺産である光友の胞衣塚(写真下:胞衣塚からマンションの方角を見て) であることも、徳川美術館が世界的に有名で、その中に展示してある『源氏物語絵巻』は日本で最初に国宝指定された超有名な作品であることも知らなかったという。

胞衣塚から工事現場と徳川園正門を望む
参加した人の話を聞くと、儲かれば何をしてもいいという発想で、オレが買った土地だから何をしようが勝手だろうという態度であったという。参加した80名ほどは怒りに怒り、出されたウローン茶にも一切手をつけず帰ったらしい。

 では今後僕等は何をすればいいか。前回は周辺だけの住民に対する説明会であったが、この問題は全市民、さらには名古屋、徳川美術館を訪れる外国の人にも関係することなので、大きく盛り上げていきたい。僕等がやっている名古屋の歴史、妖怪研究にも大きくかかわってくる。
(写真下:日本で最初に国宝に指定された「源氏物語絵巻」 外国人にとってトヨタと同じくらい有名で、わざわざこれだけ見に来る人も多い。施工側のトップは知らなかったらしいが)
国宝源氏物語絵巻

 次回の抗議集会はまだ決っていないらしいが、決定次第ここでも取り上げるつもりだ。また施工企業のだれがトップ責任者かも分かったら載せたいと思う。こういうことが平気で起こる中国ですら、最近は勝手にやれなくなっている。日本のしかも歴史遺産にうるさい河村市長のおひざ元で、こんな勝手なことを絶対に許してはいけない。
住民たちは身勝手なことを言っているわけではない。周囲と同じ6、7階にして駐車場を内部に入れてほしいだけなのだ。我が家には沢山の外国人がやってくる。このマンションを建てられたら歴史保存地区の看板が台無しで、恥ずかしくて徳川園を案内できない。
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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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