中国に女性の立ち式小便器出現!

中国に女性の立ち式小便器出現!

西安の大学の女子便器 西安の大学に「女性用立ち式小便器」が現れ、話題になっているとか。省スペースと節水、それに満員の時トイレの前に並ぶ時間も短縮される等、利点が多いと、この大学の屈雅君教授が考案したという。きっと放課ごとにトイレの前に並ぶ女子大生を見て考えたのだろう。この教授は男か女なのか。もし男ならどうしてこのことを考え付いたのか。体形的に女が立って小便ができると何故分かったのか。ゲイなのか。いや、余程Hなのか?写真右:西安の大学の女子便器(男性と同じもの?)(男性と逆にこちらを見てする)
 この便器は男性用と同じもので、男女で向きが逆なだけ。男性は便器に向かって用をたすが、女性はこちらを見て、足を開きお尻を便器の方へ押しだすようにして用をたす。
「あれ、山彊先生、どうしてそんなことまで詳しいの?おかしいわ。ひょっとしてスカトロジーだったりして?」。名古屋でしかも僕の年代なら誰も知っているさ。おふくろは僕の高校時代まで立ちションだった。新しく家を建ててから男用便器の位置が高くなり、いやいや座って大便用で小便をしていた。この折はもう水洗になっていたけれど。
 僕が『名古屋人論』を数々の雑誌や新聞に書いていたころにも触れたことがあるが、この立ちション、名古屋が一番盛んであったらしい。ルーツかどうかは分からなかったが、他府県ではあまり聞かれない。僕の知る限り半世紀以上前はかなりの名古屋の女性は立って用をたしていたと思う。理由を調べたが分からず、僕なりに「名古屋人はお金持ちだがケチで清潔好き」でまとめたことを思い出す。名古屋は近くに瀬戸や常滑といった陶器の産地があり、お金もあったからそれぞれの家庭が早めに大便用と小便用の便器をセットにして取りつけたのではないか。大便は汲み取り式だから今のような便器は作れない。ケチで清潔好きな女性たちは、わざわざ糞のたまった大便器で小便をするより、男の小便用の便器があるのだからこれで間に合わせることを試みたのだろう。
 ケチるためならどんな努力もいとわないのが、名古屋人だ。昔は着物を着ている女性が多く、そうすると腰巻を身に付けているのが一般的だった。おふくろは用を足すときはお腰ならめくるだけ、パンツなら膝ぐらいまで下げて上手にしていた。これはケチのなせる技だと思うが、おふくろは小便の時は紙なんて使わなかった。どうせあっても新聞紙を切ったものだったから使えないだろうが。僕も高校生まで新聞紙を切って使っていた。水洗になってからさすがに新聞紙では流れにくいので使わなくなったのだけれど。今時の人が聞いたら「キャー、不潔」と悲鳴を上げそうなことだと思うが、半世紀ほど前はこれが普通だったと思う。
 屈雅君教授が考案したトイレは中国では「女子トイレの革命」と呼ばれているらしいが、名古屋ではもう数百年前、瀬戸や常滑が発展する頃からこの方法だったわけだ。
「名古屋は明治時代から終戦時くらいまで芸者さんを東京へ送りだしており、奇麗な人が多く、新橋も名古屋の芸者さんであふれていたと聞きましたから、この様な清潔好きなところも男性に好かれたのでしょうね」。すごい観察力ですね。名古屋人はきれい好き。まず街が東京や大阪と違ってシンプルでゴミが少なく、僕の教える女子大生もほとんど香水を使わないし、髪の毛もロングヘアー。ベルサイユの女たちのように匂いを香水で消すことはしない。
 
 ちなみにインドの男性はしゃがんで小便をしていた。これは今でも理由が分からない。朝、駅の近くへ行くと線路の脇でたくさんの男がしゃがんで用を足していたから大便と思っていたが跡を見たら、ほとんどが小便だった。腰に巻いている布のせいかとも思えるが。
 トイレの話となると僕は50ヶ国ぐらいへ旅をしているからいくらでも書ける。昨年は中国へ3回も行ったが街中のトイレにはいつも驚かされる。大便用の小部屋がなく、小便用のように左右の人に囲まれて用を足さねばならないのだ。ケニアではお尻の直ぐ下、20㎝の所で豚がうんこの落ちて来るのを待っていたし、チベットでは紙はもちろん手を洗う水さえなく、用を足した後直接手を使ってお尻を拭いた後、前に置かれた小さな砂場に手をつっこんで砂で洗う(砂にくっつける)のだ。写真がなくて残念だ。豚の顔に僕の何が飛び知っているところなども撮りたかった。でもこのケニアを訪れた時は、若い女性が3人もいる田舎家を訪問中で、彼女たちの兄から「一人ぐらいもらってくれないか」と言われ(半ば冗談だと思うが)びっくりするやらで、写真まで気が回らなかった。ケニアは重婚がOKなのだ。
スェーデンのトイレ 僕にとって一番屈辱だったトイレは、スェーデンの美術大学の小便用男性便器だった。便器の受け口が僕のへそぐらいの位置にあり、僕の脚が短いため遠くから山なりにしなければ小便が入らないのだ。スェーデンへ行ったのは友人の精神科医の村井みほさんとの共著「おもしろ老後生活術」(黎明書房)を出すためだ。スェーデンの老後福祉についての取材の途中でふらりと美大に寄ったのだった。老後は間違ってもスェーデンでは生活したくないと思ったものだ。滞在中は仕方なく大便用のトイレで小便をする羽目になった。写真上:スェーデンの美大のトイレ。チンチンが届かない。

 話はちょっとそれるが、今、テレビで『平清盛』をやっている。あの当時の姫たちはどうやって用を足していたのか、僕は(男たちは)とても気になる。18世紀頃のベルサイユ宮殿では女性たちは立ったまま用を足したと言われている。義経の母役である武井咲演じる常盤御前も立ちションをしたのだろうか?武井咲は名古屋人だからね。また僕が以前作ったNHKのアニメ漫画(カラスのプータ)はうんちのおはなし。オタマジャクシを食べたらお尻からカエルが飛び出し、毛虫を食べたら蝶々がうんち代わりに出てくる話。これはNHKプチプチアニメシリーズの中で年間視聴率のトップだった。小さな男の子がメチャ喜んだとか聞いている。

ドイツケルンのトイレ
 汚いトイレの話の中できれいなトイレで締めくくろう。一人でドイツへ行った折、ケルンの片田舎のパブの二階に泊った。夜の階下は騒がしかったが、ここのトイレは最高だった。バスも便器も、タオルやマットも全て自然色のわさび色でまとめてあり、それでいて料金が安かったのだ。窓から外をのぞいたらなんと野兎がはねていった。すばらしい自然の雰囲気を満喫できたひと時だった。

写真右:ドイツの片田舎にある、わさび色で統一したホテルのトイレ。
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まとめtyaiました【中国に女性の立ち式小便器出現!】

中国に女性の立ち式小便器出現! 西安の大学に「女性用立ち式小便器」が現れ、話題になっているとか。省スペースと節水、それに満員の時トイレの前に並ぶ時間も短縮される等、利点...

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私も、去年中国の山西省の山奥、あと数百キロで、内モンゴルというばしょです。
水がなくて、ただ穴を掘っただけの戸外のトイレをした後は、持参のウエットチっシューで、手をふかなければなりません、村の人はもちろん、手なんか拭かないよね。でも、すごい経験でした。日本軍の村人を焼き殺した、洞窟も見ました。ヤオトンという竪穴式住居にも、泊まりましたよ。
カウンター(since2011.1.1)
プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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