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名古屋と姉妹都市になったランスでの美術展

名古屋と姉妹都市になったランスでの美術展

フランス地図
 パリの東北東、TGVで45分の所にあるランス市(右フランス地図参照)は、昨年10月20日に名古屋市と姉妹都市提携をした。そして今年の5月5日には河村市長が調印に当地を訪れるという。名古屋市とランス市の姉妹都市提携のきっかけは、美術館同士の交流に始まり、平成25年10月に両市の美術館が、所蔵品の相互貸し出しなどを定めた友好提携に関する覚書を締結したことだった。その覚書に基づき、平成29年秋には「ランス美術館展」が名古屋市美術館で開催されている。

 美術がらみで姉妹都市となったのだから、この地の美術団体がそれを後押しするような動きを起こすのかと思ったが、誰も反応を示さなかった。だったら例によって僕がやろうじゃないかと思ってランスでの美術展を企画したわけである。

 僕は3,40前から名古屋を面白くする会を立ち上げ、笹島ガード下の壁画を皮切りに美術以外でも名古屋に関する本を出版したりいろんな運動をしてきた。1年後に出そうとしている名古屋の妖怪画集の出版もその一つだ。

 名古屋は年功序列や縁故を重んじる芸能は盛んだと言われるが、芸術は不毛だ。だから面白みのない街で、一番行きたくない都市と言われる。「山彊先生、芸術不毛というより、名古屋の中の仲間内だけで芸術が完結されてしまい、外との交流がないからそう思われるのです。市がどこと提携しようと自分とは関係ないと思っている人が多いのではありませんか。」と国際版画家に指摘された。

 そんなこともあり今回も名古屋を盛り上げるため、僕の仲間の国際的画家に頼んでランス市で美術展を開き盛り上げることにした。 幸いランス市も全面的に協力すると言っているし、市長も展覧会のオープニングにはテープカットに来てくれる予定だ。ランスはシャンパーニュ地方にあり、もちろんワインで超有名でこの地域産のものだけが正式にシャンパンと呼ばれる。本物のシャンパーニュワインで乾杯したいものだ。

ランスノートルダム大聖堂
 このランス市は小さな都市なのに世界遺産が3つもあり、そのうちの一つランス ノートルダム大聖堂では歴代フランス国王の戴冠式もおこなわれてきた。そのこともありここは「王たちの都市」とも言われている。ここにはシャガール作の大きなステンドグラスもある。
写真右:フランス一大きいランスノートルダム大聖堂

 又ここはあの藤田嗣治が晩年を過ごした地でもあり、彼が設計デザインしたフジタ礼拝堂には、彼の描いたフレスコ画がたくさんあり、それも見ることもできる。シャンパーニュワインで潤うこの街で、藤田はスポンサーを見つけ仕事をした。今回出品する我々の作品もコレクターに気にいられ購入されると嬉しいのだが。

写真下:フジタ礼拝堂
フジタ礼拝堂
写真下:礼拝堂内のフジタ作壁画
礼拝堂内の壁画

 我々の展覧会のオープニングには両市の市長等によるテープカットや挨拶がある。その後名古屋の現代舞踊のヒロインになっている夜久さんが踊る(彼女は昨年、ロシアのサンクトブルグで総領事やロシア・日本協会の会長の前でも踊り、拍手喝采を浴びている)。次に版画家でありバイオリン奏者でもある鈴木洋子さんが日本の歌謡曲の演奏をする。これは多分河村市長が喜ぶだろうしランスの人たちにもいいお土産になるのではないか。最後はニューヨークや韓国などで個展をしている書道家の洞田和園さんによる揮毫(「ランス・ナゴヤ祝姉妹都市」と2×3mの和紙に書く)をランス市に贈呈する儀式で会を閉じる。

 展覧会の最中には、希望者はパリに移動し、モンサンミッシエルへ行ったりポンピドーセンター前の広場でパフォーマンスをするなど各自好きなことをする。この広場では、世界中の芸術家たちがそれぞれ自由な芸術行為をしている。ニューヨークでも作品発表をした人形作家の宮本美代子さんや二科展の倉掛京子さんが妖怪パフォーマンスをする予定だ。名古屋は内向きな市民ばかりでなく前向きでグローバル思考の面白い市民もいることをフランスでも示してきたいと思っている。


写真下左:モンサンミッシェル   右:ポンピドゥーセンター
モンサンミッシェル ポンピドゥーセンター

※旅行への参加は一応閉め切っていますが、興味があって是非参加したいと思われる方は少しは余裕があるので僕に連絡ください。℡052・936・8485(山田)
5月4日出発、6日間コースと8日間コースがあります。


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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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