『YOKAI (妖怪) in New York』 出版決定

『YOKAI (妖怪) in New York』 出版決定

Manhattan
 これまでこのブログで連載してきた『YOKAI (妖怪) in New York』がこの秋2015年10月1日に出版されることに決まりました。前回の『名古屋力・妖怪篇』を出版した東京の老舗「ワイズ出版」からです。昨年2回に渡っての詰めのニューヨーク取材でどうにか仕上げることができたと思っています。
右地図:ニューヨークマンハッタン

 時折覗く本屋や図書館には、ニューヨークに関する本が数多くありますが、一部の経済本や芸術本を除くとほとんどが、何度も繰り返されている観光スポットやグルメを中心にした内容です。ニューヨークを訪れる人にとって便利ではあるのですが、ちょっとマンネリという感が否めません。そこで同じ観光スポットを訪れるにしても、新しい視点でニューヨークを見てはどうかと思ったわけです。その新しい視点というのが、実は今僕が研究している妖怪で、ニューヨークの街で妖怪話、あるいは妖怪的なものを探し出し、そこからニューヨークをあぶり出そうと思ったのです。僕の本業は現代美術作家なので文だけでなく絵も描けます。僕が毎回描いていたオリジナル妖怪画も前回の『名古屋力・妖怪篇』と同様に本の中に入れたいと思っています。(心の中ではニューヨークの妖怪一番乗りで、100年たっても僕の名は残るのではと、ほくそえんでいます)。

 この街は日本に比べれば歴史は浅いけれど、世界中からさまざまの民族がやってきて定住しています。そんな中で数限りない人々のぶつかり合いがあり、怨念も渦巻き、その摩擦からたくさんの妖怪や幽霊話も生まれています。僕がこの本を書こうと思ったのは、今までにそのような話が文としてまとまっていないことと、さらに絵画としてほとんど残っていないことに気付いたからでもあります。

 僕のブログを読んだ方から「ニューヨークの地名がいろいろ出てくるが、ニューヨークのどのあたりなのか場所がはっきりせずいまいちピンと来ない。地図の中に妖怪を載せて描いてもらえると有難い」と言われました。そこで急遽「ニューヨーク・妖怪出現絵地図」も作ってみました。既に本文部分の原稿は提出済みですので、この地図が本の中に入るか入らないかは、出版社の編集長に任せてありますが。

妖怪絵地図 妖怪絵地図部分
写真左:ニューヨーク妖怪絵地図
写真右:ニューヨーク妖怪絵地図部分





 ところで妖怪絵地図を描きながらちょっとHな発見をしました。それはニューヨークのマンハッタン島は男根にそっくりだということです。アメリカ人なら、今頃気付いたの?と思うでしょうし、日本人でもそう思う人は多いかもしれません。でも不覚にもスケベ話が大好きと言われている僕?は気が付きませんでした。で、マンハッタンと男根が同一と思うと、ニューヨーク湾に浮かぶリバティ島は飛び散った精液のようなものに見えてきます。ではそこに立つ「自由の女神像」は何になるのでしょうか。

自由の女神像
 あの像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから友好のしるしとして贈られたものです。アメリカとフランスの友情の証で生まれたのが「自由の女神」ということです。あの像は日本では自由の女神像と呼ばれていますが、英語では一般にはStatue of Liberty、正式名称は世界を照らす自由 (Liberty Enlightening the World)で、女神という語はどこにもありません。

 僕が気になるのはあの女神、ほんとうに女性だろうかということです。顔を見ても女というより男に近いし、この島に渡って後ろ姿を見ると女性の持つしなやかさがどこにも感じられないし、胸元も膨らんでいるようには感じにくいのです。

写真左上:胸が無いように見える女神像
写真下左:男性の顔のように見える女神像
写真下右:男性のような後ろ姿の女神像


男性のように見える女神像 自由の女神後ろ姿 

民衆を率いる自由の女神
 自由の女神というと僕は1830年にドラクロワによって描かれた『民衆を率いる自由の女神』(写真左)を連想しますが、この絵は完全に女性です。ふくよかなバストが飛び出ているし、しなやかな体形も女性そのものです。一説によればニューヨークの自由の女神像はドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』がモデルだという説や設計者の母親というものもありますが性別ははっきりしないというのが、よく言われている見解のようです。男か女か決めつけないところもアメリカらしくていいなと思います。

メデューサ
 しかし一部では、設計者がフリーメイソン所属であったことから、フリーメイソンが崇拝している魔女メデューサ(写真右)であるとする説も存在しています。ご存知のようにメデューサは神話に登場するゴーゴン三姉妹の一番下の女性で髪の毛がすごく美しく海の神ポセイドンに誘惑され、アテナ神殿の中で関係を持ったと言われています。それに怒ったアテナ女神が、彼女の髪を蛇に変えてしまいます。
 一般的にヘビは男根の象徴であり精液も同様です。ということは男根のマンハッタンから出たリバティ島の精液が大西洋に流れ込み、自由の女神が誕生したということになるのでしょうか。ちょうどヴィーナスが海の泡から生まれたように。これでまた自由の女神像とマンハッタンの男根説が繋がってしまいました。そうなるとニューヨークの街自身が性の妖怪そのものであったという発見に今頃気付いたというわけです。


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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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