山田彊一とN.Y.セントラルパークで美術展をしよう!

山田彊一とN.Y.セントラルパークで美術展をしよう!
ニューヨークでアートの魅力を探究

オーストラリア海岸の梱包作品
 セントラルパークで展覧会をした作家というとすぐに思いつくのがあのクリスト。日本の画家なら知らない人がいない現代美術の大家。ニューヨークのビルを梱包したり、オーストラリアの海岸の巨大な岩を白布で包んでしまったり(写真右)、フロリダの島々をピンクの布で囲んだりと壮大なスケールの作品を創った作家である。中学の美術のほとんどの教科書でも紹介されていた。そういえばパリで最古の橋、「ポン・ヌフ」もベージュ色の布で包んだり(写真下)、ベルリンの「旧帝国議会議事堂」を銀色の布で包んでもいた。

ポンヌフの梱包作品
 話はややそれるが、以前名古屋でデザイン博が開催された時、僕はその審議員をやっていた。デザイン博企画会議ではいろいろ意見が出された。多くの石頭の役人たちは、「名古屋と言えば金の鯱、これを下ろして展示しよう」と提案したが、僕は「クリストに頼んで名古屋城を梱包してもらおう」と提案してみた。まあこの地では当然のことだが即否定された。「美女の顔をわざわざ風呂敷に包んでしまうようなものではないか」との事だ。クリストとその芸術行為の意味するところは、一般の人にはまだ認知度が低いようだ。

The Gate セントラルパークプロジェクト
 「山彊先生、ところでクリストはニューヨークのビルを梱包したと言われましたが、ビルのないセントラルパークではどんな作品を出したのですか」。セントラルパークの小道に数千のオレンジ色の布(のれん)を垂らしたのだ(写真右The Gate)。公園全体がひらひらたなびく万里の長城で囲まれたようになった。観客はそののれんをくぐりながら、次々と展開する新しい景色を満喫できるというわけだ。この行為も日本をはじめ世界中に配信され大きな話題となった。クリストのパフォーマンスアートには大統領も訪れ、経済効果も数億ドルになったとか。

 クリスト始め、色々な話に刺激を受けて、今回のニューヨーク旅行ではここ、セントラルパークで作品発表をしたいというのが僕の狙いであった。「セントラルパークで作品発表してきたよ」と言えば、皆「すごい!」と驚くのではないか。
 ニューヨーク市には2500軒ほどの画廊があるそうだが、例えばその1軒で展覧会を開いても100人前後の知り合いが来るだけだろう。だがセントラルパークで発表すればアメリカだけでなく世界中から数千、数万の人がやって来て見ていく。それだけ多くの人に見てもらえるというのが、まず大きなメリットだが、ニューヨークは世界のアートの中心地だから、どんなすごいアート関係者がやってくるかわからない。1年後には彼らに認められて世界のアートのヒーロー、ヒロインになることだってないとは言えない。

 さて今回この憧れの地セントラルパークで展覧会を開くことにこぎ着けたことには実は訳がある。それはこの地に住む日本人がニューヨークの市民と親善を図ろうと、1年に1回、ここを借り切って日本関連のイベントを数年前からやってきている。今回はこのジャパンデイに乗っかろうというわけだ。そんなわけで僕らは美術展を計画しているが、気楽に美術に関係のないどんな発表をしてもいいし、また見るだけのために参加してもらっても構わない。セントラルパークではそれぞれの楽しみ方をしてもらえばいい。

メトロポリタン美術館ニューヨーク近代美術館
 又信じられないほどの大美術館がここニューヨークにはある。世界3大美術館の一つ、メトロポリタン美術館(写真左上)、現代美術の殿堂、MoMA 美術館(写真右上)、ホイットニー美術館、グッゲンハイム美術館、イサム野口美術館等々,一館見るだけでも1日では少ないところが多い。美術に興味のある方なら、こういったところを訪問するのも楽しいのではないだろうか。
 さらにここニューヨークは美術だけでなく、すべての文化の集まるところ。人種のサラダボールとも言われる。絵に興味がない人でも街そのものをみたりやったりすることはいくらでもある。ブロードウエイでミュージカル鑑賞、5番街でショッピング、ウォール街、自由の女神像などのんびり観光に浸るのもおすすめ。
よかったらどなたでも参加してください。美術展に絵を出したいが、自信がない人には僕がアドバイスしていつでも指導します。


※いつものことですがこの企画で私が業者からマージンをもらったり、自分の旅費を皆さんにかぶせたりすることは一切ありません。平等に出させてもらいます。
写真下:ニューヨークツアーパンフ表と裏

ニューヨーク美術ツアーパンフ表 ニューヨーク美術ツアーパンフ裏

※前回のブログで書いたデザイン科教授は親友がメールを打っても返事がないそうです。前回次のメールで報告すると書いたので一言付け加えました。




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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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