東日本大震災義援金

東日本大震災義援金 中日40億、読売、朝日10億ほど

  3月31日までの東日本大震災義援金が中日新聞関係で40億円(4月15日現在では58億円)を越えたという。それに対して朝日や読売は10億円程だとか。信頼できる教え子の情報だ。これはすごいことだ。朝日は800万部、読売は1000万部、中日は280万部の発行部数から考えると、もう信じられない名古屋圏からの義援金だ。それだけこの地の人は情に熱いということか。

 僕の友人は1000万円を中日新聞に持ち込んだという。「あんたはまだか?」と言われたから「少額だけどあちこちで募金しているよ」と答えたら、「中日で出さなければ意味無いじゃないか」と言われた。この意味するところを僕は測りかねていた。ところが偶然中日新聞圏である岡崎や各務原、北陸方面出身の学生達と義援金の話をしていて、その意味がわかった。彼女等が言うには1万円以上出すと新聞に顔写真が載るとか(名古屋市民版は載らない)。金沢の学生の話によると数千円出した人が「何故写真で載らないのか」と新聞社に怒鳴りこんで行ったという。いやあ、面白いね。このことだけで「中部圏論」(名古屋論)が書けそうだ。僕の周囲に見られる冠婚葬祭にお金をかける人の思考も分かった気がした。義援金としてのお金は冠婚葬祭の費用に準ずるわけだ。つまり人生の中でここぞという時にはお金を出すのだ。

 以前松坂屋の支店長が「ブランド品は名古屋圏が一番売れる」と僕に話してくれたことがある。これも同じ次元のことだろう。高価なもの=その人のステイタスシンボルなのだ。その昔、この地の人は家の外周りは立派にするが、内部は質素と言われていた。そのため客を家に招かず外で接待する喫茶店が流行ったとか。

 まあ何はともあれこの義援金の多さは東京や大阪へPRする必要がある。名古屋人はこれだけ被災地のことを思っているのだと知らせるべきだ。いつもケチだといびられる名古屋圏、今こそケチの真実を示そうではないか。
 
 ある人からの「中日新聞社は読者からお金を集めるだけで、新聞社自身は出して無いのと違うか」。という素朴な疑問を耳にしたので、中日新聞関係者に投げかけてみた。「中日は毎日義援金者の名前を新聞に載せるだけで200万円使っている。名前の間違いがあってはならないし、地方に行くと写真まで載せることを要求される。これはものすごい額で多分今年は利益が出ないだろう」とのことだった。新聞社も頑張ってくれている。

 ところで僕はこれまで名古屋圏関係の本を3冊出している。3冊とも出版当時ベストセラー10位入った。この地名古屋をコケにしながらも面白く紹介しているからだろうか。「名古屋の悪口を言ったら大変なんじゃあないですか」。僕は清州越しの根っからの名古屋人。自分のことは悪くいっても、誰も非難しないように、純名古屋人が地元名古屋をいくらいびってもまあ許せるのだろう。非難しながらも根底には自分の郷土への愛が流れているのが分かるとも言われた。
 さてその名古屋論の筆者である僕の分析では、今回の中日新聞社への義援金が多いのはこの地がケチで見栄っ張りの証し。ケチと思われたくないから周囲に、これだけ被災者のためのお金を出しているのだと分かってほしいのだ。それゆえ義援金を出した人を新聞紙面上に掲載する中日新聞は有難いのだ。天白に住む土地持ちの知り合いはカンパをして新聞に載ると、その新聞を額に入れて飾っていた。面白い民だ。まあどうあろうと義援金を出すという行為はいいことだ。

=僕の名古屋圏関係の著書=
 上記のように僕は名古屋圏に住む人々の言動について調べ、それに関する本を今まで数冊出版してきた。ちょっとここで紹介させていただきたい。
     ①                   ②                   ③
山田彊一著作

①『きしめん紳士が行く』(風媒社)・・徳川尾張藩の御典医を祖父に持つ、ケチで見栄っ張りの明治生まれの僕の親父を観察し文にまとめたもの。頂いた品は賞味期限ぎりぎりまで食べない。誰かのお宅を訪問する時は頂いたその品を使う。そして期限が過ぎると安心して食べる。ベストセラーの8位に入る。
②『ナゴ・ハラ』〈名古屋ハラスメント〉(アドア出版)・・タモリにいじめられていた名古屋を元気づけるために書いたもの。全国テレビの『トゥナイト』で僕が山本信也監督と一緒に名古屋を紹介したことなどを中心にまとめたもの。ベストセラーの2位に入る。
③『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)・・ケチで見栄っ張りのピカソは名古屋人そっくりであることを中心にまとめる。彼の生誕地スペインのマラガへ僕は取材にも出かけた。なんとこの街は名古屋圏同様、コヒ―を飲むとおつまみが出るのだ。ベストセラーの2位に入り、8000部売れる。

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プロフィール

絵描きの山彊

Author:絵描きの山彊
山田彊一プロフィール
1964「ニューヨーク,日本人アーティスト14人展(最年少で選抜される。脇田和氏らと) 
1967 第6回シェル美術展(佳作賞)
1981 第3回中日美術展(大賞)
1982 第4回エンバ美術賞展(優秀賞)
1983 第5回宇部絵画トリエンナーレ展(優秀賞)
1984 第5回大阪現代版画コンクール展(優秀賞)
1985 第1回和歌山版画ビエンナーレ展(大賞)
1986 第2回IBM絵画コンクール(大賞)
1989 第11回エンバ美術賞展(準大賞)
1995 第1回中国・北京現代展(優秀賞)
1997 第8回大阪トリエンナーレ展(特別賞)
<著書>
『そして地獄・そして芸術』(ギャラリー安里)
『中学が爆発する』(風媒社)
『きしめん紳士が行く』(風媒社)
『ナゴ・ナラ』(アドア出版)
『おもしろ老後生活術』(黎明書房)
『ピカソはやっぱり名古屋人』(アドア出版)
『僕らにできる教育革命』(アドア出版)
『名古屋力 アート編』(ワイズ出版)  
『名古屋力 妖怪篇』(ワイズ出版) 
『妖怪インニューヨーク』(ワイズ出版)等                   

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